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湘南で建てる注文住宅の断熱性

目次

湘南で注文住宅を建てる時に知っておきたい「断熱性」について、まとめました。注文住宅の断熱性と、断熱性が高い家のメリットやデメリットを紹介します。

断熱工法についても解説していますので、注文住宅を建てようと検討している人は参考にしてください。

断熱性とは

断熱性とは、熱の移動を抑える性能のことを指します。高性能な断熱材を取り入れることで、熱の出入りが少ない高断熱の注文住宅をつくることが可能です。なお、住宅の断熱性を表す指標に「断熱等性能等級」があります。1~7等級があり、数字が高いほど断熱性が高いことを示します。断熱性を重視する際は、この指標を必ずチェックしましょう。

湘南で断熱性を備えた家を
造る意味

湘南は、海に面した温暖な気候が特徴。冬は比較的寒さが厳しくなく降雪もほとんどありませんが、北風が強まる日もあり、温度差が体感に響きやすいです。一方、夏は湿度が高く、海風が通り抜けるものの室内に熱気がこもりやすいため、冷房負荷が大きくなりがちです。

そんな湘南において、断熱性は冬の寒さ対策だけでなく、夏の暑さを室内に影響させづらくするという役割を担っています。湘南の暑い夏における冷房費を節約することを考えると、断熱性の高い家づくりを行った方が良いでしょう。

断熱性が高い家のメリット

冷暖房費が節約できる

高断熱住宅では、冷暖房費を削減することが可能です。

断熱材により室内の空気が漏れにくく、外気も侵入しにくいことから室温の維持はもちろん、冷暖房の効率が上がることから、冷暖房費を節約することができます。

夏涼しくて冬暖かい家

高断熱住宅では、外気の暑さや寒さを遮断するため、夏は涼しく、冬は暖かいというように、快適な住空間を実現することができます。

冷暖房の効率も上がることから、1年を通じて過ごしやすい家になります。

ヒートショックの危険性が少ない

断熱性能の低い家では、室内の温度変化によってヒートショックを引き起こすリスクがあります。

ですが、断熱性能が高い家にすることにより、部屋ごとの温度差を減らすことができ、ヒートショックのリスクを軽減することが可能になります。

断熱性が高い家のデメリット

建設コストがかかることもある

高断熱性能の住宅では、断熱性能を高めるために断熱材や遮熱性の高い窓ガラスなど、普通の住宅とは異なる建築資材が必要になります。

工務店によって差はありますが、坪単価で数万円の施工費用がプラスされると考えておいたほうが良いでしょう。

初期費用はかかりますが、長い目でみると光熱費の削減が可能になりますので、投資してもよい設備と言えます。

内部結露がおこるケースもある

断熱材に隙間ができることにより、室内の暖かい温度が壁の内部に侵入し、冷たい外気に冷やされることで結露が発生してしまいます。

内部結露することにより、柱や土台などを腐らせてしまう原因になりますので、施工の際は通気層を確保することや気密シートを使うなどの対策をおこなう必要があります。

過乾燥になりやすい

断熱性能を高めることで、湿気を通しにくくなることから、空気が乾燥しやすくなります。

そのため、過乾燥を引き起こしやすいのがこの住宅のデメリットです。

対策としては、洗濯物を部屋干しすることや、加湿器をおくことで乾燥を緩和させることができます。

木造住宅で採用される断熱工法とは?

充填断熱工法 柱などの構造部材間に充填する工法
外断熱工法 断熱材を構造躯体の外側に張る工法
ダブル断熱工法 充填断熱工法と外断熱工法を組み合わせた工法

充填断熱工法とは

充填断熱工法は、柱や壁などの構造部材の間に断熱材を充填する方法です。構造体の幅いっぱいに厚みのある断熱材を充填し、高断熱化できるのがメリット。比較的コストパフォーマンスも良く、一般的な住宅で多く使用されています。

外断熱工法とは

外断熱工法は、建物の外側に断熱材を張り付ける方法です。これにより、構造躯体が直接温度変化の影響を受けにくくなり、外部の気温に左右されることなく快適な室内環境を維持できます。耐久性や断熱性能に優れている点が特徴です。

ダブル断熱工法とは

ダブル断熱工法は、充填断熱工法と外断熱工法を組み合わせた方法です。これにより、断熱性能がさらに強化され、熱の出入りを効果的に防ぎます。特に、極端な気候条件下での住環境の快適さを保つために有効です。

断熱材を選ぶ際の注意点

断熱材の種類によって、施工方法や熱伝導率・価格が変動します。

熱伝導率が低い断熱材を選ぶ

特に、熱伝導率は重要になり、熱伝導率が低いものほど熱が伝わりにくいことになるので、熱伝導率が低い断熱材を選ぶようにしましょう。

注意点としては、熱伝導率が低い断熱材ほど、コストは高くなるという点です。

湿気に強い断熱材を選ぶ

耐湿性が高いことも重要になります。

湿気に弱い断熱材を選んでしまうと、水に濡れたり湿気を吸ったりして断熱性能が低下する可能性があるため、注意が必要です。

不燃性の断熱材を選ぶ

断熱材には不燃性のものが多くあります。

これらを選ぶことで、万が一火災が発生しても燃え広がりにくくなります。ただし、コストは高くなりますので、その点も考慮して検討しましょう。

広く普及している断熱材は、グラスウール・硬質ウレタンフォームの2つが挙げられますが、その他にも多数断熱材はありますので、メリット・デメリットを理解して選ぶようにしましょう。

湘南で断熱性の高い家づくりをしている工務店は?

断熱性の高い家づくりについて、メリットやデメリット・断熱工法などを解説しました。

住宅において、快適な住環境を実現するためには断熱性能は欠かせない要素の1つ。

施工会社によっては、得意としている工法や取り扱っている断熱材が決まっている場合があり、素材の特性を活かした施工方法ができるかどうかも重要になります。

地域によっても向いている断熱材が変わってきますので、断熱材にもこだわりたい方は、それらの要望も含めて検討してくれる工務店を選びましょう。

高断熱住宅で
快適さとコストパフォーマンスを
両立させた湘南の住まいを実現!

高断熱住宅は、冷暖房費の節約や快適な生活環境を提供する一方で、初期費用や結露対策などの注意点もあります。断熱工法を選ぶ際は、充填断熱工法、外断熱工法、ダブル断熱工法の特徴を理解し、自分の住環境や予算に合った最適な方法を選ぶことが重要です。断熱性の高い家づくりは、長期的にはコストパフォーマンスに優れ、環境にも配慮した選択と言えるでしょう。

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